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2017年09月03日

ミリタリーの世界で火星と言えば

ミリタリーの世界で火星と言えば

最近、火星ミサイルが世間を騒がせていますが、私の中で火星と言えば雷電のエンジンです。
雷電の試作機である”十四試局地戦闘機”では火星十三型エンジンを搭載していましたが、量産された一一型では火星二十三型を搭載しました。

火星二十三型エンジンは元々陸上攻撃機など大型機用に開発されたエンジンなので、エンジンの直径が大きいため雷電は日本の戦闘機にしてはかなりずんぐりした形状になっています。

エンジンの振動などでパイロットの評判は悪かったらしいのですが、離昇出力:1800馬力と高出力で最高速も600km近くでました。
※因みに零戦は離昇出力:940馬力 最高速度:533kmでした

戦後、米軍が鹵獲した日本機を調査した際、日本軍機の高性能ぶりに驚いた事は有名です。
この雷電もアメリカ軍での調査では最高速度:671kmと日本でのスペックを大きく超えています。
主因は日本とアメリカで作られていたガソリンのオクタン価ですが、日本軍は当時82オクタンのガソリンを使っていたそうです。
エンジンの設計では100オクタンらしいのですが、良質なガソリンを実戦で使えなかったという事なのでしょうか。
対するアメリカ軍は100オクタンのガソリンを使用していたようなので、高出力が出る訳です。

その他、プラグの性能もアメリカ軍に劣っていたと言う話もあるので、アメリカと日本の国力差が勝負を左右したようです。

最近、半島情勢が不安定になっていますが、停戦が破られる事無く恒久的な平和が来る事を望みます。


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