2015年11月22日
ジャイアンと呼ばれるきっかけ
※私小説”ジャイアン”は友人からジャイアンと呼ばれるようになった私が、ドラえもんに出て来る”ジャイアン”の雰囲気で書くフィクションです。
もしかすると不快な表現があるかもしれませんが、その際はご容赦ください。
序章 「ジャイアンと呼ばれるきっかけ」
俺がジャイアンと呼ばれるようになったのは、のび太のせいだ!
今から20年位前、俺たちは同じ仕事をしていているのび太の誘いで千葉へ海水浴へ行った。
のび太は俺たちとの集合時間にしょっちゅう遅刻して来る。
海水浴の前にも俺は駅で2時間以上も待たされた挙句にやっとのび太が来た。
しかも、電車なら20分で来れるのに、わざわざバイクで40分もかけてな! 続きを読む
もしかすると不快な表現があるかもしれませんが、その際はご容赦ください。
序章 「ジャイアンと呼ばれるきっかけ」
俺がジャイアンと呼ばれるようになったのは、のび太のせいだ!
今から20年位前、俺たちは同じ仕事をしていているのび太の誘いで千葉へ海水浴へ行った。
のび太は俺たちとの集合時間にしょっちゅう遅刻して来る。
海水浴の前にも俺は駅で2時間以上も待たされた挙句にやっとのび太が来た。
しかも、電車なら20分で来れるのに、わざわざバイクで40分もかけてな! 続きを読む
Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年01月04日
2017年01月14日
先祖を訪ねる旅 その2

20時にバックパックに荷物を詰め終わった。
俺の乗るバスは東京駅を23時30分発なので、家は21時30分に出れば十分間に合う。
暫くはTVを見ていたが手持無沙汰なのと早く行きたい気持ちが勝り、20時30分には家を出た。
かみさんは息子を連れて帰省中なので、「じゃあな!」と言っても返事は帰ってこない。
1月4日の夜に東京方面に向かう人は少なく、バスも電車もガラガラ。
こんなに空いている田園都市線に乗るのは何年ぶりだろう。
山手線に乗り換えると仕事始め帰りに飲んだと思われる会社員の姿も見える。
電車に乗ったのに「まだ飲もう」と先輩から電話がかかって来た事を察知したのか、電話番号を見てから「出ない」と同僚と話しをしている。
すると、次はその同僚にも同じ先輩から電話がかかってきたようだがやはり出ない。
俺も今日が仕事始めだったのだが、旅に出たくなり16時過ぎに仕事を終わらせ帰宅してしまった。
彼らを見習わないといけないのかもしれない。
※この記事は私小説なので多少の演出や脚色がありますので、あらかじめご理解の上お読みください 続きを読む
Posted by Gian at
10:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年01月14日
先祖を訪ねる旅 その3

永禄3年5月、駿河/遠江の守護である今川義元は大軍を率いて尾張を攻めたが、ここ桶狭間で織田信長の奇襲を受け義元は討死してしまいます。
ここには今川義元の墓と伝えられる史跡が残っています。
俺の先祖とは。
※この記事は私小説なので多少の演出や脚色がありますので、あらかじめご理解の上お読みください 続きを読む
Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年01月15日
先祖を訪ねる旅 その4

岐阜城は予定通り徒歩で降りる事にした。
天守閣付近の遊歩道はかなりの山道だったのでちょっと不安だったが、七曲りは子供でも登っているらしいのでそれなら大丈夫。
でも、階段の高さが微妙に合わないので、それなりに膝に負担が掛かる。
途中で小学生に入るかどうかぐらいの家族連れにも何組か出会った。
小さい子にはキツイけど、登れないコースじゃない。「頑張れ」と声を掛けなるが、子供は返事を返す余裕もない。 続きを読む
Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年01月16日
2017年01月21日
先祖を訪ねる旅 その6

安土駅はホームが工事中だった。
ホームのベンチに座りカレーパンを食べていると、ベンチ近くにあるセンサーが反応し工事のお知らせが何度もアナウンスされちょっとうるさい。
でも、別のベンチだと陽が当たらず寒いので、”寒さ”と”うるさい”のを天秤にかけた結果、”うるさい”方を選ぶことにする。
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Posted by Gian at
10:13
│私小説 ”ジャイアン”
2017年01月29日
先祖を訪ねる旅 その7

ホテルを出て近くのホームセンターで折り畳み傘を買い、大阪環状線に乗った。
金曜日だが通勤ラッシュにはまだ少し早いようで、車内はかなり空いている。
西九条駅で桜島行きの電車に乗り換えるのだが、この駅では車両両側のドアが開いた。
今までに経験した事が無いのでちょっと驚き!
でも、この方が便利なので、こうすべきだと思う。
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Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年08月15日
会社が潰れる時その1) 取引銀行の撤退

バブル崩壊が足音を忍ばせながら、確実にその時が近ずいていた時の事だ。
土地と株の値段は上がる一方だった。
この異常な状態がいつまでも続く訳が無いと気がついている者もいたが、そうした者は極僅かでだった。
その頃、俺は中手のコンピュータソフト会社でプログラマーをしていた。
コンピュータの出荷台数が右肩上がりになっているので、仕事量も増える一方で慢性的な人手不足。
平日はいつも終電、土曜日も仕事が無い日は稀だった。
12月10日、いつも通りにのび太やヤマチャンと一緒に弁当を食べ、13時になったのでパソコンに向かいテーブル作成の続きを始めた。
今コーディングしているシステムはメショメル通信が手掛ける朝読新聞のシステムの一部だ。
1月20日からは蒲田のメショメル通信で結合テストが有るのだが、やや遅れ気味で1~2日足が出てしまいそう。
テーブルのパラメータをポインターにするか実パラメータにするか考えていると、机上の電話が鳴った。
電話を取ると総務からの呼び出しだ。
仕事の邪魔をされた気がしないでもないが、それを理由にヤマチャンと喋って気分転換でもする事にするか。
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Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”
2017年08月17日
会社が潰れる時その2) 本社ビル放火事件

俺は夜勤明けにそのまま昼まで仕事をしたので、手早く昼食を食べ帰ろうとしていた。
すると、急に電話が鳴ったので巻き込まれないようにさっさと帰ろうと部屋を出た。
しかし、「何、火事!」電話を取った谷井さんの大声で足が釘付けになった。
まだ弁当を食べていた人が全員谷井さんを見る。
「それで!」
「えっ」
「おう」
「そうか分かった」
気になってとても家に帰れないので、部屋に戻り谷井さんに話を聞くことにする。
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Posted by Gian at
19:03
│私小説 ”ジャイアン”