2015年11月04日
北海道キャンプ 15泊の旅 -その2-

翌日は8時頃にケンタッキーファームを出て、襟裳岬へ向かいます。
途中の道は信号も少なく、とってもDrive向きな道路です。
襟裳岬に着くと森進一さんのあの歌が、エンドレスで流れていました。
昔、噂には聞いていたのですが、まだあの歌が流れているとは思いませんでした。
(今は別の方の別の曲が流れているらしいのですが、最近は襟裳岬へ行っていないので分かりません)

続いて百人浜へ!
ただ何もない浜辺が続いていますが、なんでもない所でも北海道っぽさを感じます。
(もう、北海道病にかかっていますね)
船が難破して多くの人が打ち上げられた事から、この名前がついています。
私は何も感じないので気になりませんが、その方面に敏感な方は行かない方が良いかもしれません。

黄金道路の脇にはフンベの滝もあり、写真を撮っているとライダーの方も停まって写真を撮っていきました。
バイクや車で走りながらこういったポイントで休憩するのも、結構楽しいです。
この日は釧路湿原のシラルトロ湖キャンプ場に行くので、この後はただひたすらDriveします。
途中、R336で釧路に向かう筈が何故か幕別まで行ってしまい、幕別から勇洞沼近くまでショートカットしました。
釧路市街を抜けキャンプ場に着いたら、薄暗くなっていたので急いでテントを張って夕食にします。
夕食はステーキとご飯だけのシンプルな料理なのですが、なにしろ蚊が多すぎ!
今は温泉の隣にキャンプ場がありますが、この時は温泉から坂を下りた湖畔にキャンプ場があったのです。
湖畔なので景色は良いのですが、夕食時の他の大群は凄まじかった!!
蚊取り線香なんてあっても効いているのか分かりません。
夕食後、茅沼温泉で入浴を済ませると早々にテントに入り寝てしまいます。
(蚊の攻撃に遭うのでテントの外には居られないので)

前日は早く寝た事もあり、日の出と共に目が覚めました。
気温が上がり蚊の活動が活発にならない内に撤収します。
この頃はタープも持っていなかったので撤収は30分もかかりません。
塘路駅の近くにあった釧路湿原の展望台に登ってから、根室を目指します。
展望台から観た釧路湿原の写真が無いので、多分霧で見えなかったのだと思います。

納沙布岬に着くと、霧が濃くて何も見えません。
その為か、霧笛が鳴っています。
間違って岸近くにきた漁船などに知らせる為なのでしょうか?
去年来た時に幕がかかっていた記念碑には「ひたむきに生きれば道はひらける」と書いてありました。
この日は式典が無いのと、まだ早いので人は殆どいません。
この後、羅臼まで走り国設羅臼野営場へテントを張ります。
このキャンプ場は当時無料だった事も有りとても混んでいると聞いていたので、かなり早い時間にINしました。
また、ココは熊の湯が目の前にあるので、テントを張ってすぐに入浴します。
噂通り、かなり熱い湯でした。
”うめるなおじさん”が居ると聞いていたので、熱い湯を堪能してテントに戻ります。
駐車場がちょっと空いていたので羅臼市街に買い物へ行き、すぐに帰って来たのですが駐車場は最後の1台分しかありませんでした。
あぶない、あぶない!
夕食後、テントに入って寝ようとしていると駐在さんが来て、白い自転車で来た人を探していました。
就寝時にテントを戸別訪問するなんて、ご苦労様です。
良くは解らないのですが、自転車が倒れてバイクか車にブツかったようです。
一旦寝たものの、夜にテント近くでガサガサ音がするので、目が覚めてしまい外を見ると鹿の群れがキャンプ場を覗き込んでいました。
ココでも、「やっぱり北海道だなあ」と北海道病にかかっている自覚症状が・・・
未明には羅臼下しの風が吹き、ステラリッジテントがかなり大きく揺れました。
でも、ペグはしっかり打っているのと眠いのとで、また眠りにつきます。

朝、シカの群れは相変わらずキャンプ場の周りにいました。
朝食は”サッポロ一番”のしょうゆにしました。
何故か分かりませんが、ココでサッポロ一番を食べた事を鮮明に覚えています。
朝食後、衣装ケースにキャンプ道具を積み込むと、MR2のルーフへONしTHULEのバンド2本で固定します。
衣装ケースが有ると、撤収の時に車の上に積むだけなのでとても楽チンなのでオススメです。

キャンプ場を出て道道を相泊方面に走ります。
国後島を見ながら「道路の終点はどうなっているだろう」と想像しながら走っていると唐突に道が終わりました。
相泊でMTBを降ろして、知床半島をMTBで走る計画でした。
でも、実際に走ってみると石が大きすぎて走りにくいし、ベニヤ板の橋もあって走りにくい。
その為、相泊から数キロの所でMTBを置いて歩きました。
相泊港近くは羅臼昆布漁をされている方の小屋が沢山あり、電線もひかれて普通の家と同じような設備があるように見えました。

昆布漁の小屋が無くなって暫く歩き、この場所から引き返すことにしました。
ココでアクシデント!!
急にお腹が痛くなり、キジ撃ちします。
途中、地元の方に「羆が出る」と言われていたのですが、こんな時に出て来たら大変です。
急いで、確実にキジを撃ちました。
行きは時間が早いからか昆布を干している所は無かったのですが、帰りは昆布を干し始めている小屋がありました。
もう少し時間が遅いと昆布で足の踏み場が無く、歩きにくかったのかもしれません。
車に戻り、知床峠を目指します。

はじめて観る羅臼岳に漢を感じた!
かなり寒かったのですが、結構な時間この駐車場で国後島や羅臼岳を見ていました。
やはり、晴れていると北海道の風景はとても見事です。

この日のキャンプ場はウトロにある知床自然村です。
国道を左折し坂を登っていくとすぐに未舗装路になり、さらに行くと路面のデコボコが大きくなり・・・、最後に曲がる時はデッドスローでした。
かなり早く14時頃にはキャンプ場に着いたのですが、途中の道が悪いので外出はせずキャンプ場を散策したりかなり早めの夕食を作ったりしていました。
周りは鹿の足跡と糞だらけ。
羅臼のように鹿が沢山出るのかと思ったら、夜は全く出なかったようです。
(少なくとも全く気が付きませんでした)
さて、ココでこの日2回目のアクシデント!
プリムスのガソリンストーブを点火する際、ガソリンが少量ストーブから芝生に落ちてしまった。
靴で踏むと火は消えずに靴の裏に燃え移ってしまいました。
素早く足を踏むと靴の火も消火できましたが、一瞬ヒヤっとしました。
ここの目玉は温泉で入浴しながら見る夕日がとても素晴らしいのです。
勿論私もそれを狙ったのですが、長湯できる夕日がキレイになる前に出てしまいました。
でも、キャンプ場からでも夕日が観れました。
他のキャンパーさん、バンガローの方も皆さん写真を撮っていました。
夜はキャンプ場に有ったコインランドリーで洗濯。
今回のように2週間ほどのキャンプだと、いくら私でも選択しないと着る服が無くなってしまいます。
(自慢ではありませんが、服は何日か来ても大丈夫です)
でも、ジーパンを洗ったのが失敗で、乾くのにとても時間とコインを消費しました。
Posted by Gian at 19:03
│北海道キャンプ 2002
この記事へのコメント
おはようございます。
自分探しの旅みたいです(笑)
襟裳岬行ってみたいです。
なにもないのが良いです。
自分探しの旅みたいです(笑)
襟裳岬行ってみたいです。
なにもないのが良いです。
Posted by 山猿
at 2015年11月05日 06:49

山猿さん、こんばんは♪
あの頃は仕事に迷いが有ったので、ある意味自分探しの旅だったのかも知れません。
もしも、かみさんと逢わなかったら、今頃は北海道で暮らしていたのかも?
でも、そうしたら綾瀬はるかさんに似た方と出逢って別の人生があったのかも。
百人浜はえりも岬以上に何も有りませんでしたよ♪
あの頃は仕事に迷いが有ったので、ある意味自分探しの旅だったのかも知れません。
もしも、かみさんと逢わなかったら、今頃は北海道で暮らしていたのかも?
でも、そうしたら綾瀬はるかさんに似た方と出逢って別の人生があったのかも。
百人浜はえりも岬以上に何も有りませんでしたよ♪
Posted by Gian at 2015年11月05日 20:51